VPSとは?そのメリット・デメリットは?

※本ページではアフィリエイト広告を使用しています。

VPS=「仮想専用サーバー」

VPSはバーチャル・プライベート・サーバー(Virtual private server) の略で、仮想化されたサーバー環境をレンタルするサービスのことです。

仮想化された環境とは、1台のホストコンピューターの中に、またコンピューターが「仮想的に」構築された環境です。「VMWare」や「Virtual PC」などの仮想化ソフトを使ったことがある方なら、それをイメージしていただければOKです。

仮想化されたサーバーは、それぞれが独立したソフトウェア環境になっています。ユーザーは、この環境を1つまるごと借りることができます。

専用サーバーのような自由度

VPSは、専用サーバーと同じく、ユーザーに管理者権限が渡されます。Linuxであれば「root権限」と呼ばれているものです。

共用サーバーでは、全ユーザーが同じ環境でしたが、VPSであれば、管理者権限を使って、自分のサーバー環境の中でソフトウェアのインストールや設定変更が自由自在です。

仮想サーバーそれぞれが独立した環境になっているため、例えばWebサーバーの「Apache」や、プログラミング言語「PHP」「Ruby」、データベースの「MySQL」「PostgreSQL」などのソフトウェアも、他のユーザーに影響を与えることなくインストールやカスタマイズが可能です。

その気になれば、OSを入れ替えることもできるようです(私はやったことがありませんが・・・)。

共用サーバーに近い低価格

専用サーバーでは、自由度が高いとはいえ、1人のユーザーが1台のマシンを占有することになるので、それだけ料金が高額になってしまい、個人ではなかなか手を出すことはできませんでした。

しかし、VPSはそうではなく、1台のマシンで複数のユーザーが利用するサービスです。それにより、コスト面で共用サーバーに近い低価格を実現しています。

ユーザーごとにサーバーリソースを配分

VPSには、CPUやメモリ、帯域などのホストコンピューターの資源を、各ユーザーのサーバー環境に動的に振り分ける、優れたリソース管理機能があります。

ホストコンピューターによって、仮想サーバーそれぞれに、それらのリソースの上限が設定されています。そのため、例えば同じホスト上にいる一部のユーザーが、CGIの暴走などでリソースを大量に消費しようとしても、他のユーザーの割り当て分が奪われることはほとんどありません。

他ユーザーの影響を共用サーバーほど受けることはありませんので、急にサーバーのレスポンスが落ちるなどのトラブルを大きく押さえることができます。

また、ホスト1台あたりのユーザー数も、多くのVPSサービスでは共用サーバーよりも少なめになっているため、1人あたりの使用できるリソースは、共用サーバーよりもずっと多くなります。

メリット・デメリット

最後に、共用サーバー、専用サーバー、VPSそれぞれのメリット・デメリットをまとめておきます。

共用サーバー

  • メリット
    • 料金が安い
    • サーバー管理が不要(ホスティング業者が行う)
  • デメリット
    • 使用できるリソースが少ない
    • 自由度が低い(ソフトウェアのインストールや設定変更に制限がある)
    • 他のユーザーの影響を受けやすい

専用サーバー

  • メリット
    • リソースを占有できる
    • 自由度が高い
    • 他のユーザーの影響を受けない
  • デメリット
    • 料金が高い
    • サーバー管理の高い知識が必要

VPS

  • メリット
    • 専用サーバーよりも低コスト
    • 専用サーバー並みの自由度
    • 共用サーバーよりもリソースが多く確保できる
    • 他のユーザーの影響を受けにくい
  • デメリット
    • サーバー管理の知識が必要

VPSを検討されている方であれば、おそらく多くの方は、共用レンタルサーバーの利用経験があるのではないかと思います。VPSは、そこからのステップアップにぴったりです。

共用サーバーを今まで使っていたけど、いろいろと制限があって使いづらい。

でも専用サーバーでは高すぎる・・・。

そうお考えのあなたには、VPSは最適の選択肢だと思います。

 

※このサイトでは、各種VPSホスティングサービスの特徴と評判や比較、人気ランキングを公開しています。左メニューまたはこの下をご覧ください。

 

私がオススメするVPSサービスはこれだ!

さくらのVPS

トップクラスの利用者数を誇る、定番サービス!

レンタルサーバー会社の老舗として有名な、さくらインターネットが提供するVPS。この会社のサービスは、あのmixiやGREE、はてなといった、多くの名だたる企業が利用しており、高い実績を誇ります。最新技術を取り入れた石狩データセンターは話題になりました。さくらのVPSは安定性が高く、通信も高速で、料金も安く、サポートも良い。利用者が多いため、ネット上に情報が多く、困ったときに解決策を見つけやすいのもメリットです。Linuxおよびサーバー管理を勉強しながらVPSを利用してみたい、初めての方にオススメです

解説を見る 公式サイト:さくらのVPS
https://vps.sakura.ad.jp/
おすすめ度 月額料金 無料期間 仮想化技術 データセンター
所在地
643円~ 2週間 KVM 国内

ABLENET VPS

動画配信にも耐えられる、圧倒的な転送量!

20年以上の実績がある老舗レンタルサーバー会社、株式会社ケイアンドケイコーポレーションのVPSサービス。格安、高性能、そして転送量の面で高い評判を受けています。サーバーの初期設定のシンプルさがこのVPSの注意点ですが、逆に自分でソフトウェアを設定する楽しみがあり、また勉強にもなりそう。OSの選択肢が多く、Windows Serverが利用可能なのも特徴。安定性も高く、パワフルにVPSを使いたい方にはぴったりのサービスです

解説を見る 公式サイト:ABLENET VPS
http://www.ablenet.jp/vps/
おすすめ度 月額料金 無料期間 仮想化技術 データセンター
所在地
503円
(実質)~
10日間 KVM 国内

カゴヤ・クラウド/VPS

インフラの老舗の安心感。2台目にもおすすめ!

インフラ業界で長い歴史を持つカゴヤ・ジャパン株式会社が運営するVPSサービス。カゴヤ・クラウドVPSは、必要なときだけスペックを挙げられるスケールアップ機能や、安心のスナップショット機能、
LAMPパックやサーバーサイドJavaScript開発(node.js)も選べるアプリケーションパックなど、Webサービスを運営するための機能が過不足無く揃っていますコストパフォーマンスも良く、バランスの取れたVPSサービスです

https://www.kagoya.jp/cloud/vps/
おすすめ度 月額料金 無料期間 仮想化技術 データセンター
所在地
660円~ なし OpenVZ
KVM
国内